2.ストレスチェック制度 基本的な考え方

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ストレスチェック制度は、労働者自身のストレスへの気付きと職場環境の改善を通じて、
メンタルヘルス不調を未然に防止する一次予防を目的としています。

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①「一次予防」とは: メンタルヘルス不調の未然防止
(気付き、対処の支援、職場環境の改善)
②「二次予防」とは: メンタルヘルス不調の早期発見と適切な対応
③「三次予防」とは: メンタルヘルス不調者の職場復帰の支援労働者はストレスチェックの結果をもとに、職場のストレス要因を評価(組織診断)し、働きやすい職場の実現、生産性向上につなげる。ストレスチェックを継続して行うことで、社員の成長そして企業の成長へとつながってゆく。
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≪ストレスチェック指針*全文*≫
事業場における事業者による労働者のメンタルヘルスケアは、取組の段階ごとに労働者自身のストレスへの気付き及び対処の支援並びに職場環境の改善を通じて、メンタルヘルス不調となることを未然に防止する「一次予防」、メンタルヘルス不調を早期に発見し、適切な対応を行う「二次予防」及びメンタルヘルス不調となった労働者の職場復帰を支援する「三次予防」に分けられる。

新たに創設されたストレスチェック制度は、これらの取組のうち、特にメンタルヘルス不調の未然防止の段階である一次予防を強化するため、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個々の労働者のストレスを低減させるとともに、検査結果を集団ごとに集計・分析し、職場におけるストレス要因を評価し、職場環境の改善につなげることで、ストレスの要因そのものを低減するよう努めることを事業者に求めるものである。
さらにその中で、ストレスの高い者を早期に発見し、医師による面接指導につなげることで、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止することを目的としている。
事業者は、メンタルヘルス指針に基づき各事業場の実態に即して実施される二次予防、及び三次予防も含めた労働者のメンタルヘルスケアの総合的な取組の中に本制度を位置付け、メンタルヘルスケアに関する取組方針の決定、計画の作成、計画に基づく取組の実施、取組結果の評価及び評価結果に基づく改善の一連の取組を継続的かつ計画的に進めることが望ましい。

また事業者は、ストレスチェック制度が、メンタルヘルス不調の未然防止だけでなく、従業員のストレス状況の改善及び働きやすい職場の実現を通じて生産性の向上にもつながるものであることに留意し、事業経営の一環として、積極的に本制度の活用を進めていくことが望ましい。

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