メンタルが専門の精神保健福祉士(PSW)-Psychiatric Social Worker-

◆ 精神保健福祉士とは

精神保健福祉士Psychiatric Social Worker)は、精神科ソーシャルワーカー(PSW)とも呼ばれ、社会福祉士、介護福祉士と並ぶ、福祉系三大国家資格の一つです。
精神病院やメンタルクリニックにおいて、精神保健福祉法に定められている社会福祉業務(精神障害者に対する相談援助等)を主に実施するメンタルヘルスに関する専門家です。

精神保健福祉士の登録者数は、約68,000人(平成27年)と多く、精神科医(16,000人:日本精神神経学会会員数)の約4倍強にまで増加しています。活躍の場が主に「精神科専門病院」や「メンタルクリニック」「精神障害者を支援する施設」などに特化しているため、一般の方にはあまり知名度がありませんが、メンタルヘルス分野においては、医師(精神科医)に次ぐ有力資格者なのです。

◆ メンタル不調者のカウンセリングが主業務です

臨床分野(医療機関における治療)での精神保健福祉士(PSW)の業務は、主に医師の診療をサポートし、定期的に患者と面接を行うことが主な業務です。
メンタル不調者がが抱えている ” トラウマ ” や ” 生き辛さの理由(認知の歪み)”” 抑うつ気分になった原因 ” などを時間をかけて傾聴し、「その人らしく生きる方法」を一緒に考えたり ” 個別ケースワーク ” を実施するなどのカウンセリングを実施しています。

精神保健福祉士が面接した結果については、主治医と共有し、今後の治療方針に影響を及ぼします。
精神保健福祉士は「精神医学に基づいた面接」を行う医療従事者であり、医師の指示に基づいて患家を訪問した場合は、診療報酬に基づく「精神科訪問看護・指導料」が算定できるなど、精神科医療の現場に於いて、唯一の国家資格を持つ専門職なのです。

◆ 産業保健の現場での今後の活躍

産業保健の現場では、EAP会社が数多く採用している「臨床心理士」の方が知名度もあり、実際に活躍している人の数も多いのではないでしょうか。
しかし「臨床心理士」は民間資格であり、現状、国家資格ではないなどの理由から、今回の法改正では実施者にはなれませんでした。
今回、産業保健の現場での実績がまだ少ない精神保健福祉士がストレスチェックの従事者として選ばれた大きな理由は、病院等の医療現場で、産業医(医師)や保健師(看護師)といっしょに活躍している実績が評価されました。

今後、徐々に医療分野から産業保健分野に優秀な人材が流入してくるものと思われます。

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