10月の衛生委員会の議題例 ~ 長時間勤務について ~
今回は、11月の『労働時間適正化キャンペーン』に向けて、
長時間勤務についての資料を作成しています。
長時間勤務面談は、実施率を高めることが一番のポイントになります。
衛生委員会でスライドをご覧頂いた後で、
貴社内の面談者抽出制度や面談者への通知の方法を見直して頂くと効果的だと思います。
▼来月の更新テーマは「糖尿病」についてです。
DTコラム~現場の声~
お取引先の企業様や、これから産業医の導入をしようと検討している企業様から
よく頂くご質問をまとめてみました。
Q&A形式で、わかりやすくお答えしたいと思います。
「実は疑問に思っているけれど・・・」
「今さら聞けないし・・・」
「そういえば、どうなんだろう??」
そんなモヤモヤをお持ちの皆様に、ご参考になりましたら幸いです!
Q.産業医と主治医の違いって?2人も必要あるの?
A.主治医=診断・治療をする医師です。
産業医=診断・治療はしません。働けるか働けないかを判定する医師です。
患者が復職したいと言った際、主治医は、職場や業務のことがわからないために、
日常生活が送れるレベルで“復職可”の診断を出すことがあります。
“本当の意味で復職可(会社の求めるパフォーマンスで仕事ができる状態)”なのかどうか、
そのギャップを見極めるのが産業医の役割です。
Q.メンタル対策を強化したい場合、やはり「精神科」産業医が良い?
A.「精神科のスペシャリスト=良い産業医」とは一概に言えません。
同じ医師であっても、主治医と産業医の役割は全くと言っていいほど異なります。
産業医の大きな役割の一つは、会社との調整です。
組織を理解し、会社側の立場として、医学的な見地を踏まえながら、
いかに公平な判断・意見を述べられるかが「良い産業医」のポイントです。
また、人事・管理職・社員と話しやすい医師であることが、「良い産業医」の特徴です。
その意味で、”メンタル対応可能な医師”であれば、専門科目はさほど重要ではないのではないでしょうか。
Q.現状メンタルの問題はありません。
健康診断後のフォローはすべて健康保険組合がやってくれています。過重労働はありません。
産業医に何をしてもらえば良いのでしょう?
A.産業保健や労働衛生は、基本的に「予防医療」の分野です。
問題がないからといって、会社が義務を果たさなくて良いことにはなりません。
特に、メンタル対策は予防が要です!顕在化した問題がないことは素晴ら
しいことですが、良い状態を維持できるよう、セルフケア、ラインケア強
化のための対策(勉強会・セミナー・制度作り等)を行いましょう。
また、社員の健康状態は、会社が把握している必要があります。健康保険
組合と連携し、必要時、就業管理できる体制を整えておきましょう。
予防に勝る治療なし。リスクヘッジのためにも、上記のような対策をおすすめします。
※健康保険組合の保健指導は、「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づいて実施されるものです。
一方、会社の産業医や保健師による保健指導は、「労働安全衛生法」に基づくものです。
お役立ちリンク(外部サイトへ飛びます)
産業医のお仕事について。主治医との違いがよくわかります!
http://www.qlife.jp/square/hospital/story12330.html
現役産業医の貴重な声が載っています!
http://www.qlife.jp/square/hospital/story12404.html
夏の生活習慣の落とし穴!口腔トラブルにご注意!
今年も厳しい夏を乗り越えるために熱中症対策が欠かせませんでしたが、
水分補給に糖質が多い清涼飲料水を飲んだり、
飲み会後、寝る前のケアをついつい怠ってしまった事などありませんか?
夏は糖質を好む虫歯リスクが増える季節でもあります。
食欲の秋を楽しく迎える前に、お口のトラブルサインをチェックしてみましょう!
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-03-003.html
体温調節機能が乱れていませんか?
通常の温度差以上の環境で過ごした結果で招く「冷え性」は、早めに解消しましょう。
冷え性のメカニズムと、その対策を衣・食・住含めてご紹介します。
夏場のオフィス環境の参考としてもご覧下さい!
http://www.terumo-taion.jp/health/hiesyo/index.html