第18号 食生活の見直し

1月の衛生委員会の議題例 ~ 食生活の見直し ~

年末年始にあたるこの時期、忘年会・新年会など外食の機会が増え、
食生活が乱れやすくなります。乱れてしまった食生活の改善について、
良い習慣・悪い習慣の具体例を挙げて説明しています。

【DL】食生活の見直し

▼来月の更新テーマは「職場の温湿度管理」についてです。

DTコラム ~現場の声~

「産業医との面談を受けさせたい従業員が多数いる場合、どのような順番で、
スケジュールを組むのがよいでしょうか?」
まず、メンタルなどの「休職・復職判定」の時間を削ることはできません。
次に、安衛法で事業主の義務とされている「過重労働者面談」
最後に「健康診断の有所見者」、時間があれば「健康な従業員」の順番で面談を行なうことをオススメします。

◆1.メンタル不調者
昨今増えているメンタル不調者の自殺等による損害賠償や労災裁判。
適切なタイミングで、適切な人事的措置(人事異動、他)をとっていれば
メンタル自殺を回避できたとし、事業者が敗訴する事例はもちろん
「人事の責任者個人」が訴えられるケースが増えています。
常時5名前後の不調者がいる場合は、産業医を「精神科医」に変更することを弊社ではお勧めしています。
もちろん不調者の症状が安定している場合などは優先順位が下がりますが、
メンタル対策の基本は、『早期発見』と『早期治療の開始』です。
うつ病かもしれない、という従業員を見つけたら、すぐに産業医と相談し、面談を実施してください。

◆2.過重労働者
安衛法により、残業が月100時間超(義務)または月80時間超(努力義務)となった過重労働者については、
実施月の翌月までに、医師の面談を受けさせ、
通常勤務の可否や就業制限(残業禁止など)の有無を判定してもらわなければいけません。
近頃では、メディアが、月80時間超の残業を『過労死ライン』と呼ぶことが増え、
一般の認知度も上がり、残業時間の削減を組織的に取り組む企業が増えています。
過重労働面談者の中に「メンタル不調者」が含まれるケースも多く、
早期発見の観点からも、法令遵守の上、実施記録を残しておくことが必要です。

◆3.健康診断の有所見者
産業保健師を活用し、健診結果の指導区分を判定の上、
面談の優先順位を決める企業が増えています。
40代、50代に脳心臓血管系の病気による死亡や長期入院が増えていることから、
過労死認定を避けるためにも、リスクが高い方の抽出方法を企業として確立できるようにしたいものです。
1.と2.を減らす工夫と、3.の充実を目指してほしいと思います。

◆4.健康な従業員
優先順位は低くなりますが、予防医学の観点では最重要とも言えます。
健康な状態のうちに従業員が日々不安に感じていることを聞いたり、
健康指導を行うことができれば、“健康的な会社づくり”に貢献するでしょう。
この場合の順番ですが、「疲労蓄積度チェックシート」を活用したり、
役員・部長クラスの上席者を中心に面談するようにアドバイスしています。

<上席者から産業医面談をおすすめする理由!>
・産業医面談のシステムを理解してもらい、産業医を社内に認知させる。
大抵の場合、急に部下を呼び出すと職場内で少々混乱が起こります。
そして、状況を理解しないまま産業医面談を実施しても
「人事にマイナスの印象を与えるのでは?」と警戒してしまい、本当のことが話せなくなり、
産業医面談の本来の機能が充分に果たせなくなることも。
上司が産業医面談を先に受け、どのようなものなのかを理解してから、部下に受けてもらうことがオススメです!

適度な湿度キープの方法

毎日寒いですね。日本の冬は湿度が大幅に低下し、外の湿度は30~40%まで下がり、
エアコン等の暖房器具を使用すると、20%台になってしまうことも。。。
湿度が低く乾燥した状態というのは、「お肌が乾燥する」「喉がガラガラになる、渇く」などの症状の他、
この季節に流行するインフルエンザや風邪など感染症の原因となるウイルスが好む環境でもあります。

加湿器を使えば簡単に潤いを手に入れられますが、
職場では、次のような工夫で潤いを手に入れることができます。
・うがいの時はガラガラうがい(粘膜を潤す)
・適度に霧吹き(スプレー)等で水気を足す。(皮膚や空気にも可)
・濡れた(湿らせた)タオルを部屋にかける。
・お湯をはった洗面器・容器を置く。
適度な潤いをつくる工夫で、感染症の予防を目指しましょう!

お正月太りを引きずらないために

年末年始、誰もがゆっくり過ごし、おいしいものを食べたり飲んだり、楽しく過ごすことでしょう。
お正月が明けて体重計に乗ってびっくり!または怖くて乗れない・・・
なんて話もよく耳にしますが、お正月太りをずっと引きずらないためのポイントをいくつかあげます。
・生活リズムをお休み前と同じに戻す。
・食事の時間を規則正しく戻す。
・怖くても毎日体重を測る。
・お休み前にジャストサイズの洋服を試しておく。
・「食べたら動く」を意識して生活する。
食事の内容については今号の「衛生委員会の議題例~ 食生活の見直し ~」を是非ご覧ください。


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ドクタートラストの実務経験豊かな産業保健師、精神保健福祉士(PSW)が、これまで数多くの企業の衛生委員会運営に携わってきた経験を活かし、衛生委員会の立上げ・運営や、企業の衛生管理全般に関して支援するサービスです。


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