9月の衛生委員会の議題例 ~ 尿酸について ~
痛風の原因となる血液中の尿酸は、発汗などで、体内の水分が奪われることでも濃度が上昇します。
そのため、まだまだ暑さの厳しいこの時期は、特に尿酸値の上昇に気をつけましょう。
今回はそんな尿酸について、お酒以外にも気を付けていただきたい食事、生活習慣、
また気になるお薬についてもご紹介いたします。
▼来月の更新テーマは「社内の防災対策について」です。
DTコラム~現場の声~
8月5日に、厚生労働省より「平成26年度上半期の労働災害発生状況」が公表されました。
全産業における死亡者数は437人で、前年同期に比べて71人増(19.4%増)と大幅に増加しています。
■死亡災害の内訳上位
【業種別】 【事故の型別】
(1)建設業…159人 (1)墜落・転落…120人
(2)第三次産業…92人 (2)交通事故(道路)…95人
(3)製造業…82人 (3)はさまれ・巻き込まれ…83人
また死傷災害については死傷者数(休業4日以上)は、47,288 人で
前年同期に比べて 1,625 人(3.6%)増加しています。
■死傷災害の内訳上位
【業種別】 【事故の型別】
(1)第三次産業…19,966 人 (1)転倒…11,474 人
(2)製造業…11,111 人 (2)墜落・転落…8,290 人
(3)建設業…6,922人 (3)はさまれ・巻き込まれ…6,298 人
上記の結果を踏まえて、厚生労働省では、
「労働災害のない職場づくりに向けた緊急対策」を実施しており、
企業の安全衛生活動の総点検と労使・関係者が一体となった
労働災害防止活動の実施を産業界全体に緊急要請しました。
★具体的な取組についてはこちらをご覧ください。http://goo.gl/yAeWV1
企業は、労働者に対して、安全配慮義務(健康配慮義務)を負っています。
死亡者やケガ人が出るなど大きな労働災害が発生した場合には、
企業に対して刑事上、民事上の責任が問われる場合があります。
実際に、民法第709条(不法行為責任)、民法第715条(使用者責任)等を根拠に、
企業に多額の賠償を命じる判例が存在します。
企業はそういったリスクがあることを再認識し、産業医などの専門家の意見を参考に、
職場巡視等、労働安全衛生法が義務づける安全・衛生基準の遵守していくことが大切です。
リワーク支援 ~社会的資源の活用について~
休職者のリワーク施設の利用について問合せが増えています。
ご本人の希望、主治医の合意、職場復帰の見込みがあれば、
リワーク施設は再発防止の観点からも、休職期間を有効に活用する力強い手段となります。
職場復帰プログラムを作成する際にも、組織的な対応として
リワーク支援を位置づけていくことも一つの考えになるでしょう。
◆職場復帰支援-ご利用者の声-(高齢・障害・求職者雇用支援機構)
https://www.jeed.or.jp/disability/person/download/rework_pamphlet.pdf
◆地域障害者職業センター(高齢・障害・求職者雇用支援機構)
https://www.jeed.or.jp/location/chiiki/
◆リワーク施設一覧(うつ病リワーク研究会)
http://www.utsu-rework.org/list/members/alllist.pdf
ご存知ですか?「ヘルプマーク」「ヘルプカード」
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など
援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方々が、
周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
これは平成24年10月に東京都が策定したもので、
平成25年7月からすべての都営地下鉄、都営バス、都電荒川線、日暮里舎人ライナーへと
拡大して、配布や表示が実施されています。
現在東京都が中心となって進めているものですが、今後全国に広まることが期待されています。
◆東京都福祉保健局『http://goo.gl/tyquHX』