第060号 季節の予防 ~夏編~

7月の衛生委員会の議題例 季節の予防 ~夏編~

熱中症になると、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調整機能がうまくはたらかないことで体内に熱がたまり、筋肉痛や大量の発汗、さらには吐き気や倦怠感などの症状が現れることがあります。
また、重症の場合、意識障害が生じることもあります。

今回の資料は夏バテや熱中症の要因およびその対策についてまとめています。
下記URLよりダウンロードできます。
ぜひ積極的にご活用ください。

『季節の予防 ~夏編~』 

DTコラム ~ 現場の声 ~

■ ホワイト企業を目指しましょう!

5月10日、厚生労働省より「労働基準関係法令違反に係る公表事案」(いわゆるブラック企業リスト)が公表されました。
各種メディアでも大きく取り上げられていたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
昨今は当該リストをはじめ、「安全衛生対策不足」「賃金未払」「長時間労働」「ハラスメント」といった単語が目立つようになりましたが、一方で優良企業が数多くあることも事実です。
厚生労働省ではこのような優良企業に対して、「安全衛生優良企業公表制度」という制度を設けています。

● 安全衛生優良企業公表制度とは

安全衛生優良企業公表制度は、平成27年6月にスタートした制度です。
労働安全衛生に関して積極的な取組みを行っている企業を「安全衛生優良企業」として認定・企業名を公表し、社会的な認知を高め、より多くの企業に安全衛生の積極的な取組みを促進するための制度です。
企業も求職者や取引先などへのアピールに活用することができ、求職者も安全・健康な職場で働くことを選択することができます。

【安全衛生優良企業の認定基準】

(1)企業の状況として満たしていることが必要な項目(すべて満たす必要あり)
・ 労働安全衛生法等の違反の状況
⇒過去3年以内に労働基準関係法令の違反で送検されていないこと、など
・ 労働災害発生状況
⇒過去3年以内に法令違反による死亡災害または重篤な労働災害を2件以上発生させていないこと、など
・ その他

(2)企業の取組みとして満たしていることが必要な項目(すべて満たす必要あり)
・ 安全衛生の実施体制の取組み
⇒各事業場に健康や安全に関する責任者を任命していること、など
・ 安全衛生全般の取組み
⇒企業のトップが従業員の健康や安全の確保を重視する方針を明文化していること、など

(3)企業の積極的な取組みを評価する項目(一定基準を満たす必要あり)
・ 安全衛生活動を推進するための取組み
・ 健康で働きやすい職場環境の整備
健康管理、メンタルヘルス対策、過重労働防止対策、受動喫煙防止対策
・ 安全でリスクの少ない職場環境への整備

上記認定基準をクリアした後は、書類審査とヒアリング調査があります。

● ぜひ衛生委員会のテーマに
安全衛生優良企業としての認定を受けることを衛生委員会での中長期の目標にしてみてはいかがでしょうか。
安全衛生優良企業公表制度がスタートしてから2年が経過しましたが、現在までに認定された企業は、全国でまだ31社に過ぎません。
「ホワイト企業」を目指していきましょう。

<参考>
「安全衛生優良企業公表制度について」(厚生労働省)
「安全衛生優良企業公表制度」(厚生労働省)

保健師からの健康アドバイス ~ お役立ちサイトや資料の紹介 ~

●梅冷房病に注意しましょう

気象庁より、今年の夏は、猛暑・酷暑の可能性があると発表されています。
そこで活躍するのが冷房です。
しかし、暑い屋外と冷房の効いた部屋の出入りを繰り返したり、冷房の効いた部屋に長時間居続けたりすると、「冷房病」といわれる身体の冷え、頭痛、肩こり、胃腸障害など、身体の不調が引き起こされることがあります。
冷房病予防のためには、薄いカーディガンやひざ掛けで冷えを予防することや、身体を動かして血行を促進することなどが有効です。
冷房を上手に活用し、暑い夏を乗り切りましょう。

「冷房病にご用心」(産業保健新聞)

●7月1日~7月7日は全国安全週間です

厚生労働省は、産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、広く一般に安全意識の高揚と安全活動の定着を図るため、毎年、全国安全週間を主唱しています。
平成28年の労働災害については、死亡災害は2年連続で1,000人を下回る見込みです。
ただし、休業4日以上の死傷災害が前年よりも増加する見込みで、かつ平成28年11月から平成29年2月までの死亡災害が前年同月を上回っており、安全活動が低調となっている可能性が考えられます。
そこで「全国安全週間」を期に、今一度社内の安全管理について見直し、安全活動に積極的に取り組んでいきましょう。

「平成29年度「全国安全週間」を7月に実施」(厚生労働省)


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