5月の衛生委員会の議題例 ~ 受動喫煙について ~
今回の資料は、受動喫煙についてです。
社内には、タバコを吸う人も吸わない人もいると思いますが、
吸わない人の健康にも悪影響を与えてしまう受動喫煙についてのガイドラインや、
具体的な対策をご紹介します。
タバコを吸う人も吸わない人も、共に快適に過ごせる社内環境を目指しましょう!
▼来月の更新テーマは「高脂血症」についてです。
DTコラム ~現場の声~
多くの企業様では、この4月から、新入社員や新しい人材が配属されたことかと思います。
環境の変化は、配属なった側、受け入れる側の両者に影響を及ぼします。
良い影響、好ましくない影響、様々な影響があります。
今回は、この「影響」=「ストレス」ととらえて、お話をします。
実は、ストレスを値で表すことができるツールの一つにストレスマグニチュードという考え方があります。
1967年にアメリカの心理学者· Thomas Holmes氏とRiehard Rahe氏により開発されたもので、
結婚によるストレスを50点、配偶者の死によるストレスを100点とし、
ある生活上のストレスイベントが起きてから、
もう一度、もとの社会適応を取り戻すのに必要な時間を調査結果により求めたものです。
以下、参考に主なものを記載します。
特に、春先に多いものには☆をつけています。
〔ストレスイベント〕 〔評価得点〕
■配偶者の死・・・・・・・・・100
☆失業・雇用・・・・・・・・・・73
■親族・ペットの死・・・・・・・63
■自分の怪我や病気・・・・・・・63
■結婚・・・・・・・・・・・・・50
■退職・・・・・・・・・・・・・45
■妊娠・・・・・・・・・・・・・40
■家族数の変化・・・・・・・・・39
☆転職・・・・・・・・・・・・・36
■夫婦喧嘩の頻度の増加・・・・・35
☆職場での責任の変化・・・・・・29
■個人的な輝かしい成功・・・・・29
■上司とのトラブル・・・・・・・23
☆勤務条件や勤務時間の変化・・・20
☆引越し・・・・・・・・・・・・20
■睡眠週間の変化・・・・・・・・16
■食習慣の変化・・・・・・・・・15
☆3連休以上の連休(GW等)・・・13
ストレスは出来事の良し悪しに関わらず、私たちに影響を及ぼしています。
そのため、このストレスマグニチュードでは、昇進や個人的な輝かしい成功も、
大きなストレスイベントとなっています。
一般的に、過去6か月に体験したストレスイベントの点数の合計点で評価します。
〔評価得点の合計〕
99点以下 ⇒ 6か月以内に体調を崩す可能性は低い。
100点~199点 ⇒ 6か月以内に体調を崩す可能性があるので無理をしない。
200点~299点 ⇒ 6か月以内に体調を崩す可能性が50%
300点以上 ⇒ 6か月以内にうつなどのメンタル不全にかかる可能性が80%
ひとつひとつの点数は低くても、同時に起こると大きなストレスとなっていることがわかります。
例えば、輝かしい功績+昇進+部署移動となると、ストレス評価は78点。
仕事環境の変化もそうですが、家庭で夫婦間の喧嘩が増えた場合は+35点
前述のものにこの条件を加点すると113点となり、
無理をしないほうがよいストレス得点になってしまいます。
たくさんの変化が一気に押し寄せるこの時期は、ストレスが溜まりやすい時期とも言えます。
調子が悪いと感じたときには、一つのことが落ち着いてから
次のことへと進めていくことも大切なのかも知れませんね。
人間ドックオプション ~何を選ぶ?~
5月になり、春に健診を受ける企業様ではそろそろ健診シーズン到来ですね。
健診機関によっては、ご自身で人間ドックのオプション検査を選べるところも多いと思います。
ズラッと並んだ検査項目。自分にはどれが必要なの?という時に、
医学的な検査の根拠を確認することが出来ます。
一番右側の欄が、検査項目の「推奨レベル」です。
社員さんからお問合せがあった際にも、ご紹介頂けるHPです。
http://canscreen.ncc.go.jp/guideline/matome.html
メンタルヘルスを事例で学ぶ
「休職満了が近い社員の復職は、どう対応すればいい?」
「復帰と欠勤を繰り返す社員への対応は?」
このような、企業で非常に問題になりやすいメンタル事例について、
産業医・弁護士の両方の視点から事例とアドバイスが書かれています。
とてもわかりやすい内容になっていますので、人事ご担当者様は是非ご一読ください!
◆『事例で学ぶ「メンタルヘルス」のツボ』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060525/102516/?leaf_kbn