第098号 【2019年受検分】ストレスチェックの全国データから学べること

9月の衛生委員会の議題例  【2019年受検分】ストレスチェックの全国データから学べること

ドクタートラストが受託したストレスチェックの集団分析結果を用いて傾向や特徴を分析しました。
下記URLよりダウンロードできます。ぜひ積極的にご活用ください。

「【2019年受検分】ストレスチェックの全国データから学べること」

DTコラム ~ 現場の声 ~

ウェブ会議で気を付けたい傾聴ポイント~コミュニケーション不良を防ごう~

健康経営優良法人制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として社会的に評価を受けることができる環境を整備することを目標としています。
本制度では、上場企業を対象とした「健康経営銘柄」、そして、規模の大きい企業や医療法人等を対象とした「大規模法人部門(ホワイト500)」と、中小規模の企業や医療法人等を対象とした「中小規模法人部門」の2つの部門を総称して、健康経営優良法人制度といいます。

新型コロナウイルスの影響で半ば強制的に在宅勤務が始まった人も多いでしょう。
また、出勤勤務の場合でも、これまでのように対面での「密」な会議を避ける企業が増えています。
ZoomやSkypeといったツールを利用して、その場にいなくても会議やミーティングに参加できるのは便利ですよね。
「職場で働く」以外の新しい仕事観も生まれてきていると思います。
今回は、ウェブ会議で気をつけたいことについてわかりやすくご説明します。

能面で喋っていませんか?

私は産業カウンセラーとしても、職場の上司としても、さまざまな相談を受けます。
また、ラインケアなどをテーマに管理職向けのセミナーを行ってきました。
そのなかでお伝えしているのが「話を聞く姿勢」の大切さです。
背筋の話ではありません。
もちろん身体の角度も重要ですが、もっと重要なのが気持ちの面での「相手への向き合い方」です。
特に1対1の場面では欠かせません。
相手に対する目、動き、声をうまくコントロールすることで相手の発言を促したり、緊張を和らげたりできます。

① 目:相手を見ているか、目に感情が表れているか
② 動き:頷きが伝わっているか、表情が動いているか
③ 声:画面越しでも伝わる声量か、声のトーンはどうか

ウェブ会議では相手の雰囲気がダイレクトに伝わってきません。
だからこそ、いかにアピールして伝えていくかが大事なのです。
カウンセリングを学ぶ過程でも、信頼関係(ラポール)構築のスキルのひとつに「かかわり行動」があります。
かかわり行動とは、聴き手の積極的な傾聴の姿勢を話し手に示す手法の総称です。

① 相手に視線を合わせる
② 身体言語(身振り手振りや姿勢など)に配慮する
③ 声の質(大きさ、トーン、スピードなど)に配慮する
④ 言語的追跡をする(相手が話そうとする話題を安易に変えたりせずについて行く)

意識していきたいメラビアンの法則

メラビアンの法則では、非言語コミュニケーションの重要性を説いています。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則で、他者からメッセージを受け取るとき、人は言語情報よりも非言語情報を参考にメッセージの内容を判断するものです。

<判断する情報の割合>
話している内容=「言語情報」から7%
声のトーンや口調、スピード=「聴覚情報」から38%
相手の表情や視線,動き=「視覚情報」から55%

上記のために「7・38・55ルール」または「3Vの法則」とも言われます。
たとえばあなたが上司として、部下を褒めるときに「あなたの企画、とってもいいと思うよ」という言葉を、”無表情・ぼそぼそ小さい声・早口”で言ってしまったとすると、部下には「本当はそう思っていないのでは?」と判断されかねません。
逆に部下の立場として、上司にミスを報告するときに「本当に申し訳ございません、以後気を付けます」という謝罪を”にこにこ、楽しそうな声、ゆっくり”伝えてしまうと、「反省していないな」とみなされてしまうかもしれません。
伝えたい感情をきちんと声や表情に乗せることが大事です。

画面越しだからこそ

在宅勤務で煩わしいコミュニケーションから解放されたと感じている人も多いかもしれません。
ウェブ会議中、カメラはできたらオフにしておきたいと思う人もいるでしょう。
しかし直接会えないからこそ、相手から得られる情報は限定的になってしまいます。
そこに配慮を忘れてしまえば、相手に意図せぬ情報を与えてしまいかねません。
コミュニケーション不良はそういったところから始まってしまいます。
「怒ってるかも」「嫌われたかな」「怖いな」そんな感情を持たせることが、かかわりを断つきっかけになってしまうのです。

1.いつもより目を開ける
2.ワントーン明るい声を出す
3.口角をあげる
4.頷きを増やす

これだけでも違ってきます。
ぜひ、非言語コミュニケーションの重要性を意識して、オンラインでのやりとりを進めていってください。

9月3日は「秋の睡眠の日」です~5つのヒントで眠りを振り返ろう~

9月3日は秋の「睡眠の日」です。
これは睡眠健康推進機構が2011年に定めたもので、その前後の8月27日から9月10日にかけては「秋の睡眠健康習慣」として啓発活動が行われています。
みなさんは質の良い睡眠をとれていますか?
「秋の睡眠の日」を前に、一度考えてみましょう。

あまり寝ない日本人

日本人は(特に働く人は)、国際的に比較しても睡眠時間が短いことが知られています。
慢性的な睡眠不足は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になるリスクを高めるだけでなく、うつ病などの精神疾患につながることが知られています。

新型コロナウイルス感染症と睡眠

このように、健康と睡眠は切り離せない関係ですが、自粛生活の中で、睡眠リズムが乱れていませんか?
新型コロナウイルス感染症の流行で、世の中が大きく変わりました。
外出自粛を求められる生活の中で、働く人も生活リズム・習慣が大きく変化したことと思います。
生活の変化だけでなく、感染症への不安や自粛生活のストレスから、睡眠リズムが乱れやすい環境にいる方が多いと言えるでしょう。
自粛生活で、気を付けるべきことが江戸川大学睡眠研究所から公表されています。
以下の5つのヒントを参考に過ごしてみましょう。

睡眠5つのヒント

① 毎日普段通りの時間に起きて太陽の光をあびる

外出の予定がなかったり、在宅勤務が続くと、起きる時間が遅くなる方も多いかもしれません。
起きる時間が遅くなると、睡眠のリズムが乱れ、夜眠る時間も遅くなりがちです。
そのため、予定がなくとも、決まった時間に起きるようにしましょう。
また、太陽の光は体内時計をリセットするしくみがあります。朝目覚めたら太陽の光をあびるようにしましょう。

② 長い時間の昼寝をしないようにしましょう

昼寝を長くしてしまうと、夜なかなか眠れないことにもつながります。
それがまた、睡眠のリズムの乱れにつながったり、昼寝後のだるさなどにもつながることがあります。
昼寝をする場合は、15分程度を目安にしましょう。

③ 布団は夜寝るときにのみ使用しましょう

自宅がリラックスできる場であるあまり、布団で読書や勉強、またはスマートフォンを使用することはありませんか。
質の良い睡眠のためには、布団は睡眠をとる以外で使用しないことが推奨されています。
睡眠以外に布団で過ごすことで、条件反射として「布団は、活動する場所である」と捉え、なかなか眠りにつけないということにつながります。
読書や勉強や仕事といった作業や、映画鑑賞音楽鑑賞といったリラックスして過ごす際も、布団では行わないようにし、布団は眠るときだけに使用するようにしましょう。

④ 昼と夜のメリハリをつけましょう

自宅にいる時間が長いと、日中に太陽の光を浴びなかったり、夜も明るい部屋の中で過ごしたりすることが多くなりがちです。
昼は明るく、夜は暗いという状態から離れると、体内時計が乱れやすくなります。
日中は太陽光を取り入れて、自宅内でも活動的に過ごし、夜は照明を落としたり、ブルーライトを避けて過ごすことでメリハリをつけた生活を心がけましょう。

⑤ 1、2日眠れないことがあっても気にしないで大丈夫です

眠れない夜がある、というのは皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
不眠自体は、よく起こることです。
眠れないときに、「早く寝なきゃ」とずっと目がさえている状態で布団にいると、③で述べたように、さらに眠りにつけないことにつながります。
一時的な不眠に振り回されることで、慢性化してしまいます。
たまに眠れないことがあっても、それは自然なことですので、次の日はいつも通りに起床し、昼寝をとらないように過ごしましょう。
そうすることで、次の日の夜は眠りやすくなるでしょう。

<参考>
厚生労働省e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」
江戸川大学睡眠研究所「(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に伴う)外出自粛中によい睡眠を確保するための5つのヒント」

以下の記事も合わせてご参照ください

知っておいて損はない!本音を引き出すコミュニケーションテクニック(産業保健新聞)
在宅勤務中のコミュニケーションが成功する部署とギクシャクしてしまう部署の違いは?(産業保健新聞)
睡眠効率を計算して、自分に合った睡眠時間を見つけよう(産業保健新聞)


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