第15号  VDT症候群

10月の衛生委員会の議題(例) ~ VDT症候群 ~

今月の資料は、VDT(Visual Display Terminal)症候群についてです。
パソコンやスマートフォン・タブレット端末など、
私たちの仕事や生活に身近な存在となったVDT機器。

そんなVDT機器を扱う上で、問題となるのがVDT症候群です。
VDTが広く職場に導入されるようになった結果、
職場環境・労働形態などが大きく変化し、心身の疲労を訴える労働者が増えています。

【DL】VDT症候群

▼来月の更新テーマは「法的側面からの長時間勤務」についてです。

DTコラム ~現場の声~

10月1日(火)~10月7日(月)までの1週間は、「第64回全国労働衛生週間」です!
全国労働衛生週間は、労働者の健康管理や職場環境の改善など、
労働衛生に関する国民の意識を高め、職場での自主的な活動を促すことで
労働者の健康を確保することを目的に毎年実施されています。

◆健康診断による有所見者は減少の兆しか?
毎年企業が労基署に提出している「定期健康診断実施結果」について
「有所見率(何らかの異常所見を有する労働者の割合)」は、
平成2年の23.6%から20数年間にわたり悪化し続け、
平成23年は52.7%と過去最悪の状況となりました。

平成25年6月24日付厚生労働省統計データとして公表された平成24年の有所見率は、
初めて前年と同じ52.7%の現状維持を達成しましたが、
依然として、職場での健康リスクは高く、今後一層の健康増進対策を勧めていく必要があります。

労働者の健康確保の観点から、
健康診断の実施を徹底し、健診結果に基づく保健指導や事後措置を
適切に実施をしていくことが重要となっています。

◆精神障害の労災認定件数が過去最多
平成24年の「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」によると、
仕事による強いストレス等が原因で発病した「精神障害」に関する労災認定件数(支給決定件数)が
前年度から150件増の475件となり、過去最悪だった平成23年を大きく更新しました。

精神障害の場合は、職場内での人間関係が原因となることが多く、
企業としては過重労働の防止を推進したり、
就業規則等で「ハラスメント」を禁止する旨の規定を定め、従業員に周知・徹底することや、
管理職を中心とした社内研修を行うなど、具体的な対策が求めらます。
職場におけるメンタルヘルス対策の取組は依然として重要な課題といえます。
…………………………………………………………………………………………
「第64回全国労働衛生週間」のスローガンは、
「健康管理 進める 広げる 職場から」となりました。
…………………………………………………………………………………………
「過重労働」や「ハラスメント」による労働環境の悪化は、メンタル不調者の増加や、
脳・心臓系の疾病や過労死などの問題を引き起こします。

国民の健康状態の悪化は、医療費(特に精神疾患)や社会保障費の増加となり、
健康保険制度や年金などの問題につながります。
国としては、いわゆる「ブラック企業」対策などのような形で、
労働者の健康を確保するための規制を強化してくることが予想されます。
企業の人事部門が中心となって、事業場のトップ、労働衛生管理スタッフ労働者自身が三位一体となり、
労働者の「心とからだ」の「健康管理」がしっかりとできる職場づくりを目指すことが今年のスローガンです。

労働者の健康の確保、増進のためには、
「産業医」や「産業保健師」などの外部の専門家を上手に活用することが
効果を高めるためにも必要です。

◎ 弊社の産業医や産業保健師は活躍してくれていますか? ◎
◎ いつでもお気軽にご相談下さい。           ◎

インフルエンザ対策はお早めに!

9月18日、インフルエンザの集団発生による学級閉鎖が、今秋はじめて、
静岡県疾病対策課から発表されました。
昨年より2ヶ月も早い学級閉鎖の報道となり、
例年ですと12月から流行するインフルエンザですが、今年はできるだけ早く、
できれば10月中には予防接種を受けるよう、ご指導方お願い致します。

救急対応について

けが人や急病人が発生した場合、その場に居合わせた人が応急手当を速やかに行えば、
救命効果の向上や治療の経過にも良い影響を与えることは医学的にも明らかです。
いつどこで緊急事態に遭遇するかは分かりません。
この機会に今一度職場の緊急時の体制づくり、救急対応の流れ等について確認をおこないましょう。
こちらに救急対応についての情報が記載されています。是非ご覧ください。
◆『東京消防庁:救急アドバイス』
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/index.html

秋も食中毒に注意!

夏に食中毒に注意する人は多いと思いますが、秋も油断は禁物です。
中でも、秋口に注意したいのが、「腸炎ビブリオ」という菌です。
海水を好み、魚介類に付着します。海は陸地よりも遅れて温度が上がるので、
真夏よりも秋口になってからの方が、菌が繁殖しやすくなるのです。
秋はイベントも多く、外で食事したり調理したりする機会も増える時期です。
衛生面にしっかり気を付けて、食欲の秋を満喫したいですね。
食中毒対策については下記のサイトをご活用ください。

◆『厚生労働省:食中毒』
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html


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ドクタートラストの実務経験豊かな産業保健師、精神保健福祉士(PSW)が、これまで数多くの企業の衛生委員会運営に携わってきた経験を活かし、衛生委員会の立上げ・運営や、企業の衛生管理全般に関して支援するサービスです。


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