7月の衛生委員会の議題例 他人事ではない!若いうちから取り組もう 生活習慣病予防
「若い世代が、中高年となった時にいかに病気にならにようにするか?」
重要なのは入社後からの対策です。
下記URLよりダウンロードできます。ぜひ積極的にご活用ください。
「他人事ではない!若いうちから取り組もう 生活習慣病予防」
DTコラム ~ 現場の声 ~
3密は避けても、連絡は密に!産業医とのやり取り、おざなりになっていませんか?
緊急事態宣言が発令されていた約1ヶ月半の間に、それまでの日常が一変してしまったことは、みなさんご存知だと思います。
在宅勤務や時差出勤など、企業活動においても普段とは異なる対応が広くとられ、現在も継続されているところも少なくありません。
こういった環境下において、さまざまな課題が生まれたのが、産業医訪問や衛生委員会などの産業保健活動です。
今回は、産業医の先生より聞いた生の声をもとに、コロナ禍における産業保健活動を考えてみます。
3密は避けても、連絡は「密」に
産業医が一番困ったことといえば、選任されている企業の状況を把握することが困難になってしまったということ。
テレワークを導入しているのか? コロナウイルスの予防対策はどうしているか? 新型コロナウイルスウイルスに感染した社員はいないか?など、確認したいことが沢山あるものの、企業の担当者が在宅勤務になっているなどの理由で、知りたい情報を入手し辛い状況に直面したそうです。
むしろこういった状況だからこそ、連絡は「密」に取り合い、情報共有を行ってください。
なんらかの方法で衛生委員会の開催を
次に多く聞かれた意見は、緊急事態宣言が発令されたため、3密を避ける目的から、衛生委員会を中止する事業場が非常に多かったということ。
確かに、ふだん通り会議室に衛生委員が集まり、衛生委員会を開催するというのは、避けて当然の対応といえます。
しかしながら、企業として労働者の安全配慮義務を履行する観点からいうと、「中止」が適当な対応であるとはいえません。
衛星委員会の開催については、厚生労働省より、次のような指針が出ています。
<安全委員会等の開催>
新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する観点から、安全委員会等を開催するに際してはテレビ電話による会議方式にすることや、開催を延期することなど、令和2年6月末までの間、弾力的な運用を図ることとして差し支えありません。
なお、いずれの方式にしても衛生委員会等を開催するに際しては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた対応等について調査審議いただくなどにより積極的に対応いただきますようお願いいたします。
出所元:厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(企業の方向け)」
※上記は本稿執筆時点の内容になりますのでご留意ください。
上記の指針にもあるように、テレビ会議システムを利用して開催するなどの工夫は必要ですが、開催してもらわないと、産業医としての事業場に貢献しづらくなってしまいます。
また、やむを得ず衛生委員会の開催を「延期」した場合であっても、事業場の情報は産業医にも共有してほしいとのことでした。
第2波に備える
一旦落ち着きを取り戻しているこの間に、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波に備えて準備を進めるようにしてください。
第1波での対応の反省と見直しや産業医と連携すべき情報をリストアップ、テレビ会議などの設備投資や運用ルール設定など、早急に行っていただくことが大事だと思います。
今年も梅雨が来た!食中毒対策のポイントはたった3つ
暑くてじめじめした時期は、細菌が育ちやすいため食中毒が発生しやすいため、対策が欠かせません!
食中毒の原因や予防法を知り、早めの対策を行いましょう。
今回は食中毒の予防方法をわかりやすく解説します。
食中毒とは?
有害物質や有害な微生物などが付着した飲食物を食べることにより引き起こされ、嘔吐や下痢、腹痛、発熱などの急性胃腸障害をおこす中毒症の総称です。
食中毒は発症原因によって主に、細菌性食中毒、ウイルス性食中毒、自然毒食中毒、化学性食中毒などにわけることができます。
温度と湿度が高くなる梅雨や夏季は細菌性による食中毒が多く発生します。
食中毒予防には、免疫力の低下を防ぐのが大事
小さな子どもやお年寄りなど、成人とくらべて免疫力が弱っている人は食中毒になりやすい傾向があります。
これは体に菌やウイルスが入った時に、それらに抵抗する力が少なく発症してしまいやすいためです。
また、成人でも、睡眠不足や不規則な食生活、ストレス等により、免疫力は低下します。
免疫力を低下させないために、日頃から睡眠や食事、運動、趣味を通じたストレス解消などを心掛けるようにしましょう。
食中毒予防の3原則は、「つけない」「増やさない」「やっつける」
飲食物に微生物が生育して食中毒になるのを防ぐためには、気を付けるべき3つの原則(細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける(消滅させる)」)があります。
以下にそれぞれの原則に沿って具体的なポイントをご紹介していきます。
① 菌をつけない
・ 調理前、調理中(生の肉や魚、卵などに触れた後)、食事前は丁寧に手を洗う。
・ 包丁やまな板、タオルなどの調理器具を清潔に保つ。(熱湯をかけてから使用するとより安全です)
・ 購入した食品のうち、肉や魚はビニール袋やラップで包装して他の食品に触れないようにする。
② 菌を増やさないポイント
・ 買い物では、冷凍や冷蔵のものを最後にカゴへ入れるようにし、食品を購入後は速やかに冷蔵庫、冷凍庫へ入れる。
・ 庫内のものは70%にとどめ、詰め込み過ぎないようにする。
・ 調理したものは常温で長く放置せず、なるべく早く食べるようにする。また、残った食品はすぐに冷蔵、冷凍へ保存する。
・ 冷蔵庫は10度以下、冷凍庫は-15度以下を維持する。
③ 菌をやっつける(消滅させる)ポイント
・ 加熱調理をする食品は十分に加熱する。(目安は中止温度75度1分間以上)
・ 残った食品を温め直す時は十分に加熱する。
・ 包丁やまな板、布巾などは使った後はすぐに洗剤と流水でよく洗うようにする。1日の終わりは、漂白・熱湯・煮沸などで消毒するとより安全です。
これらのポイントを守ることで食中毒を防ぎ、健全な食生活を送るようにしましょう。
以下の記事も合わせてご参照ください
息苦しさや肌荒れも!人と接触しなければ外してもOK!夏のマスク問題と対策(産業保健新聞)
熱中症と新型コロナは似ている?~withコロナの夏に実践すべきこと~(産業保健新聞)
在宅勤務について悩んでいませんか?厚生労働省が総合支援サイトを解説しました!(産業保健新聞)