第064号 冬に流行する感染症

11月の衛生委員会の議題例 冬に流行する感染症

冬は感染症が流行しやすい季節です。
その理由は、冬の「気温」と「湿度」がウイルスにとって最適な環境だからです。

今回の資料では、冬に流行する主な感染症の紹介、およびその対策方法を説明しています。

下記URLよりダウンロードできます。ぜひ積極的にご活用ください。

『冬に流行する感染症』

DTコラム ~ 現場の声 ~

■ パートタイム労働者総合実態調査が公開されました

9月19日、厚生労働省から「平成28年「パートタイム労働者総合実態調査」の結果」(以下、調査結果)が公表されました。
この調査はパートタイム労働者の雇用管理の現状、働き方の実態を把握することを目的としています。

ライフスタイルに合った働き方を求めるパート労働者

調査結果では、パートを選んだ理由は「自分の都合の良い時間(日)に働きたいから」が最も多く(回答者中57.0%)、次いで「勤務時間・日数が短いから」(同39.4%)となっており、パートタイム労働者の多くが、自分のライフスタイルに合った働き方を求めていることが伺えます。

改正パートタイム労働法を受けての改善措置

また、現在の会社や仕事への不満・不安について、「業務内容や仕事の責任は正社員と同じなのに正社員と比較して賃金が安い」といった点がパートタイム労働者から挙げられています(回答者中21.8%)。
一方で、事業者側への「平成27年度施行の改正パートタイム労働法を受けて改善措置を行ったか」の質問に対しては、「実施した措置がある」が39.4%、「特に実施したものはない」が 55.0%となっていました。

※ パートタイム労働法の改正:パートタイム労働者の公正な待遇を確保し、納得して働くことができるようにすることを目的とした改正で、平成27年4月1日に施行。

総務省統計局「労働力調査」によると、平成28年度時点で全労働者数5,561万人のうち1,683万人(30.3%)が、パートタイム労働者となっています。
少子高齢化や労働力人口の減少が進む中、現代の労働力の約3割を担っているパートタイム労働者が働きやすい環境を整備することは企業全体としての生産性を向上させ、収益の拡大、ひいては企業の成長に繋がっていきます。
今後、短時間労働者の均等・均衡待遇の確保や、通常の労働者(正社員)への転換などの取組を一層推進することが必要となるでしょう。

<参考>
・ 平成28年パートタイム労働者総合実態調査の概況(厚生労働省)
・ パートタイム労働法の改正について(厚生労働省)
・ 労働力調査(総務省統計局)

保健師からの健康アドバイス ~ お役立ちサイトや資料の紹介 ~

● インフルエンザ予防接種

空気が乾燥するこの時期に蔓延するのが感染症。
その中でも特にインフルエンザは自己防衛が重要です。

日々の感染症への対策(手洗い、うがい)はもちろん、予防接種を受け、自分が感染して周囲に広げることがないように気をつけましょう。
インフルエンザワクチンを接種しても、抗体ができるまでに2週間かかります。
しかし、一度できた抗体の効果は5カ月ほど持続します。
インフルエンザの流行は11月下旬から4月頃まで。
まさに、これからが予防接種を受けるのに適した時期といえるでしょう。

「インフルエンザワクチンって効く? 効かない? 迷った人はコレを読め!」(産業保健新聞)
「インフルエンザに罹った社員を就業禁止に出来るか」(産業保健新聞)
「インフルエンザにかかったら、会社は何日休むべき?」(産業保健新聞)

● 感染症は予防できる

インフルエンザと並んで流行するのがノロウィルスです。
ノロウィルスは感染性胃腸炎と呼ばれ、感染すると食中毒のような症状を起こします。
特徴としては以下のような特徴があります。

・ 24~48時間の潜伏期間
・ 37~38度の発熱
・ 下痢、嘔吐

この季節、二枚貝(牡蠣)などによる感染が知られていますが、感染者から周囲の人に広がるケースも非常に多いといわれています。

免疫力の高い大人は、軽い体調不良程度の症状しか出ない場合もありますが、高齢者や子どもは重症化し、長引くこともあります。
嘔吐などがあった場合は正しく処置をし、感染を防ぎましょう。

<参考>
・ ノロウイルス感染症とその対応・予防(家庭等一般の方々へ)(国立感染症研究所)

「自宅のノロウイルス対策はこれで万全!」(産業保健新聞)
「企業で用意すべきノロウィルス対策7つ道具」(産業保健新聞)
「冬の感染症を防ごう!」(産業保健新聞)


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ドクタートラストの実務経験豊かな産業保健師、精神保健福祉士(PSW)が、これまで数多くの企業の衛生委員会運営に携わってきた経験を活かし、衛生委員会の立上げ・運営や、企業の衛生管理全般に関して支援するサービスです。


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