第095号 早期離職を防ぐ!新入社員のメンタルヘルス

衛生委員会テーマ資料「早期離職を防ぐ!新入社員のメンタルヘルス」

6月の衛生委員会の議題例  早期離職を防ぐ!新入社員のメンタルヘルス

離職対策は、新入社員に限らずすべての社員の離職を防ぎ、職場環境を良好にし、生産性を高め、ゆくゆくは企業成長につながる前向きな取組みです!

下記URLよりダウンロードできます。ぜひ積極的にご活用ください。
「 早期離職を防ぐ!新入社員のメンタルヘルス 」

DTコラム ~ 現場の声 ~

5月病、そして6月病から社員を守るために会社ができることは?

大型連休が終わった頃から「会社に行きたくない」と憂鬱な気持ちになる症状を5月病、6月病といいます。
今回は5月病、6月病の原因、企業側での対応を考えてみます。

5月病、6月病の原因とは?

春は新入社員が入ったり、異動が行われたりと、今までの生活が大きく変わる季節です。
職場での行事や新しい人間関係の構築といったなかで、心身にさまざまなストレスが生まれ、蓄積されることで5月病、6月病になるといわれています。
特に新入社員は、学生時代の生活から大きく環境が変わります。
5月に入り少し落ち着いたところで、蓄積された疲労やストレスが表れ、心身の不調を訴えるケースが増え、離職につながっていくのです。

<参考>
蔓延する「6月病」。わけもなく会社に行くのが嫌になる理由(産業保健新聞)
もう6月なのにやる気が出ない…「6月病」、ご存知ですか?(産業保健新聞)

こんな人は注意!

以下が5月病、6月病の原因とされています。

(1)新しい環境についていけない

(2)新しい人間関係をうまく築けない

(3)思い描いていた理想と現実のギャップが埋められない

(4)入社がひとつのゴールとなってしまい、次の目標を見失う

受け入れる側ができることは?

上記のように5月病、6月病の原因はさまざまであり、誰でもかかる可能性があります。
では、新しい社員を受け入れる側はどのようなことに注意をすれば良いのでしょうか。

(1)積極的にコニュニケーションをとる機会を作る

特に新入社員にとっては慣れない仕事が続く中で、人間関係にも気を遣うのは本当に疲れます。
先輩や上司から積極的に声をかけて、社内で話やすい関係を作っていくことで、仕事に対する不安も取り除かれます。
また、新しく加わった社員に合わせた席やメンターの配置も重要です。

(2)相談窓口があることを伝えていますか?

社内に気を許せる人がおらず、ストレスがたまる人もいると思います。
産業医をはじめとした産業保健スタッフの存在を社員に周知できていますか?
また、会社には社内・外部相談窓口は設置されていますか?
まだまだこれらの存在自体を知らない人も多いです。
社内の人には絶対に「自分の気持ちを知られたくない」と思っている人も少なからずいます。
こういった方たちにとって、第三者の存在である「外部相談窓口」は悩みを相談できる場として非常に有効です。
「産業保健新聞」を運営するドクタートラストでも、簡単にご利用いただける外部相談窓口サービス[アンリ]を提供しています。
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保健師からの健康アドバイス ~ お役立ちサイトや資料の紹介 ~

憂うつな気持ちを吹き飛ばすための食事のケア

5月や6月は梅雨の時期でじめじめした天気も続き、なんとなくやる気が出ない日ってありますよね。
そんな時、少し息抜きをしたり休憩を取ることも大切ですが、実は食事のケアをすることもメンタルケアにつながっているんです。
そこで今回は、食事の面からのメンタルケアとして、おすすめの食品をご紹介します。

幸せホルモン「セロトニン」を増やす

セロトニンは神経伝達物質のことで、気持ちを安定させる作用があり、「幸せホルモン」とも呼ばれています。
そんな幸せホルモンであるセロトニンを分泌しやすくしてくれる成分を含む食べ物をご紹介します。

セロトニンを分泌しやすくしてくれる成分を含む食べ物

〇トリプトファン
幸せホルモン「セロトニン」の主な原料がトリプトファンです。
トリプトファンはアミノ酸の一種で、いわゆる主菜(おかず)に含まれていることが多いため、食事の際はおにぎりやパンだけではなく、おかずである肉や魚も食べるように意識しましょう!
多く含む食べ物…肉や魚、卵、大豆製品などタンパク質を含むもの

〇ビタミンB6
ビタミンB6は、トリプトファンをセロトニンに生成するためのサポートをしてくれる働きがあります。
多く含む食べ物…青魚、鶏肉、バナナ、にんにく、しょうが、アボカド、ナッツなど

上記の2つをバランスよく食生活に取り入れられるようにしましょう!

貧血を予防する

貧血気味だと、だるさ、頭痛、めまい、集中力低下などの症状が出ることがあります。
女性は月経があり、男性よりも鉄分を不足しやすいでといわれています。そのため、女性は特に鉄分を意識しましょう!
多く含む食べ物…あさり、納豆、レバー、切り干し大根、ほうれん草、卵など

朝食を食べて集中力アップ!

朝食は1日の活動のエネルギー源になります。
その朝食を抜いてしまうことで、1日の集中力低下するほか、イライラ・疲労感を感じる可能性が高くなります。
朝は忙しく、食事を摂るのが難しい時間帯ですが、おにぎり1個やバナナだけでも、「何か口に含む」ことを意識してみましょう!

なんとなくやる気が出ない……という時こそ食事の面からケアをしてみましょう!

以下の記事も合わせてご参照ください

コロナ疲れと6月病のダブルパンチでメンタル不調!企業にできることは?(産業保健新聞)
【動画あり】しんどさを感じている皆さんへ!アフターコロナ時代のメンタルヘルス(産業保健新聞)
先行き不透明な新型コロナウイルス、私たちが心掛けたい「こころのヒント」とは?(産業保健新聞)


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ドクタートラストの実務経験豊かな産業保健師、精神保健福祉士(PSW)が、これまで数多くの企業の衛生委員会運営に携わってきた経験を活かし、衛生委員会の立上げ・運営や、企業の衛生管理全般に関して支援するサービスです。


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