第102号 1月の衛生委員会の議題例『両立支援 ~妊娠・出産・子育て・不妊治療編~』

1月の衛生委員会の議題例  両立支援 ~妊娠・出産・子育て・不妊治療編~

生産年齢人口(15-64歳)が減少の一途をたどる現代は「労働力の確保」が企業にとって重要な課題であり、両立支援は欠かせません。

両立支援~妊娠・出産・子育て・不妊治療編~

DTコラム ~ 現場の声 ~

「予算をあまりかけずに職場環境改善したいのですが」にお答えします!

ドクタートラストのストレスチェックサービスは、10~11月に最も多く受検いただいています。
また、12月には受検結果をもとにした集団分析結果をお届けしています。
その中で、企業の担当者さまから、こんなお声をいただきました。
「ストレスチェックの分析結果をフィードバックしてもらえるのは助かります! ところで、予算をかけずに職場環境改善する方法はないのでしょうか」

セミナーや研修を実施しないことには職場環境改善はできない?

ストレスチェックの集団分析結果に基づいて、セミナーや研修を行うのは非常に効果的です。
しかしなかには、予算が限られている企業さまもいらっしゃると思います。
以下では、集団分析から浮かび上がった課題に対して、“予算をかけずに”取り組む方法をご紹介します。

ストレスチェックの結果は客観的事実ではなく、回答者の“主観”が入り込みます

ストレスチェックの集団分析結果をご説明する際に以下のようなお悩みをしばしば伺います。

「“仕事の適正”の尺度が悪く出ているんだけど、実際に人事異動を伴う組織改編をしたりするのは反対意見も出るし大変で腰が重い…」

確かに“仕事の適正”を改善するために時間も労力も十分にかけられるようであれば、大規模な組織改編もひとつの手だと思います。
ですが、これはさまざまなコストがかかる上、一度やってしまうとなかなかやり直しがきかないデメリットもあります。
また、「ストレスチェックの結果には必ず回答者の“主観”が入り込む」という前提を忘れてはいけません。
「仕事の適正」に当てはめて考えると「自分は担当している業務に適正がない“と思っている”≒納得をしていない」ということになります。
それではこの認識に対してどのような取組が可能でしょうか。
たとえば「定期的な上長との個別面談」などが考えられます。
この中で「会社としてその人にそのポジションでその業務をしてほしい理由」「いま会社から求められている役割や将来的に担ってほしいポジション」を伝えましょう。
それによって回答者が「自身の担当業務に納得感を得る」だけでも、この尺度はある程度改善が見込まれる可能性があります。
すべてのケースにおいて必ず使えるとは言い切れませんが、簡単なコミュニケーションを増やすことが有効な場合があるのです。

助成金制度を活用しましょう!

しかし可能ならば、セミナーや研修などで専門家の力も頼りたいところですね。
そんなときは、「職場環境改善計画助成金」の活用も検討してみてください。
集団分析実施後の職場環境改善の取り組みは、一定の要件を満たすことで最大10万円の助成を受けることができます。
助成金の詳細は、以下の記事を参照してください。
ストレスチェック後の職場環境改善に使える「職場環境改善計画助成金」

「職場環境改善計画助成金」を活用した職場環境改善として、ドクタートラストでご提供できる例を以下に紹介します。

・ ストレスチェック専門家による“経営層向け”分析結果報告会:納品した集団分析とは別に資料を作成。ストレスチェック専門家による経営層向け報告会
・ 保健師などの専門職による健康セミナー:保健師、精神保健福祉士、管理栄養士などの専門職による従業員向けの健康セミナー

ストレスチェックと勤怠データやその他情報と組み合わせることで、さまざまなアプローチが考えられます。
各種制度も活用し、より良い職場づくりに役立てましょう。

新年の始まり、心機一転リフレッシュしませんか

2020年が終わろうとしています。
今年は皆さんにとってどのような年でしたでしょうか。
2月頃より新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、緊急事態宣言が出されたり、慣れない在宅ワークが開始されたりするなど、職場環境の変化やストレスも大きい年だったのではないかと感じます。
年末の過ごし方も例年とは違い、コロナ禍でどのように過ごすか悩まれながら迎えられる方も少なくないかもしれません。
また、このような状況が続いているため、こころの疲れも溜まっていらっしゃる方が多いと思います。
こころの疲れがたまってしまっている状態では、仕事での生産性が低下したり、思うように心身が休まらないなどさまざまな弊害が出てきてしまいます。
年末はまとまったお休みをとることのできる方も多いと思いますので、ぜひこころのケアも取り入れてみてください。
今回は、「こころのケア」としてマインドフルネスの一つ、「マインドフルネス呼吸法」をご紹介します。

マインドフルネスとは?

マインドフルネスとは、「今この瞬間」に集中することで、その他の出来事に捕らわれることなく、冷静に物事へ対応できるようになり、余計な不安や恐怖に襲われて心が疲れるということが少なくなっていきます。
マインドフルネスの詳細は、以下の記事を参考にしてください。
安定した心をつくる「マインドフルネス」とは?

マインドフルネス呼吸法とは?

マインドフルネス呼吸法とは、ゆったりとした呼吸を行うことでリラックスした気持ちになることを活用したものです。
以下の手順で行います。

<マインドフルネス呼吸法>
1. 背筋を伸ばして軽く目を閉じる
2. 鼻からゆっくりと息を吸う(4秒)
ポイント:鼻腔を空気が通ることやお腹に空気が入っていくことを意識する
3. 鼻からゆっくりと息を吐ききる(8秒)
ポイント:鼻腔を空気が通ることやお腹から空気が出ていくことを意識する
4. 「今ここで自分が呼吸をしている」ことに意識を向けて自分の呼吸を注意深く観察しながら2と3を繰り返す(60~90秒)

マインドフルネス呼吸法を続けることによって、こころの疲れを改善するのみではなく、免疫力も向上するとされている研究データもあります。
感染症全般が流行しやすい今の時期取り入れていただけましたら幸いです。

感染予防行動も忘れずに

また、年末年始はご自宅で過ごす方も増えていらっしゃると思います。
初詣などで外出される際にはコロナウイルスへの感染予防行動をとることを忘れずに、心身共にリフレッシュして仕事始めを迎えられるようにしましょう。
復習となりますが、感染予防行動は以下の資料を参考にしてみてください。

こころの耳「専門家からのアドバイス(こころのケア)」
厚生労働省「新型コロナウイルス感染予防のために」

以下の記事も合わせてご参照ください

職場環境改善のポイントは社員の声にあり~ボトムアップで成功!~(産業保健新聞) 
コロナ禍でマインドフルネスを3ヶ月試してみた(産業保健新聞)
頭痛、めまい、頭がぼーっとする…冬に気を付けたい「暖房病」(産業保健新聞)


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ドクタートラストの実務経験豊かな産業保健師、精神保健福祉士(PSW)が、これまで数多くの企業の衛生委員会運営に携わってきた経験を活かし、衛生委員会の立上げ・運営や、企業の衛生管理全般に関して支援するサービスです。


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