第20号 健康診断

3月の衛生委員会の議題例 ~ 健康診断 ~

4月・5月に健康診断を実施されている企業が多いかと思います。
今回は、従業員の皆さんの健康管理に、大きな意味を持つ健康診断についてです。
厚生労働省の平成24年労働者健康状況調査によると、
定期健康診断の実施率は91.9%、受診率は81.5%となっています。

健康診断は、受診するだけでなく、受診した後の対応が大切です。
異常を指摘された場合には、生活習慣の改善に取り組み、
必要に応じて医療機関を受診するようにしましょう。

【DL】健康診断

▼来月の更新テーマは「新入社員の健康管理」についてで

DTコラム~現場の声~

現在開催中の通常国会において、厚生労働省から、労働安全衛生法の改正案が提出されています。
その中で一番の注目ポイントは、やはりメンタルヘルス対策の充実・強化に関する項目です。
今後、企業には、
■従業員の心理的な負担の程度を把握するための、医師・保健師による検査の実施(毎年)
■検査結果を通知された従業員の申出に応じて
医師による面接指導を実施し、その結果、医師の意見を聴いた上で、
必要な場合には、作業の転換、労働時間の短縮など、適切な就業上の措置を講じなければならない
これらの義務が生じる見込みとなっています。

厚労省は、2015年中の実施を目指しており、
事業者には、早急な対応が求められる状況となりそうです。
目的は、メンタル不調者の早期発見、企業による従業員の治療や職場復帰への支援、
職場環境の改善にあるので、ストレス検査を行うだけでなく、
検査後の対応も、企業には求められることとなります。
今一度、セルフケア、ラインケアといったメンタル対策の基本を
社内に浸透させることも大事になります。

従業員向けのセミナー開催なども、非常に有益なものになるでしょう。
(※勿論、弊社にて対応することも可能です。是非お問い合わせください。)
その他、改正案では、いわゆる「ブラック企業」への対応も強化されます。

労働災害を繰り返す企業へは、企業単位での改善計画を作成、改善を
図るべきことを厚生労働大臣が指示する仕組みを創設し、計画作成などの
指示に従わない企業に対しては大臣が勧告し、勧告にも従わない場合は、
企業名を公表することが可能になります。

それ以外にも、
・受動喫煙防止対策の推進
・化学物質管理のあり方の見直し
・外国に立地する検査機関等への対応
・規制・届出の見直し
などの改正も盛り込まれています。
最終的に、どのような形で改正されるのか。今国会から目が離せません。

ノロウイルス感染者の汚物処理

嘔吐物や排泄物中には大量のノロウイルスが排出されています。
感染拡大を防止するため、適切かつ迅速な処理が必要ですが、
使用する消毒剤や物品を即座に準備するのは、働く現場ではなかなか大変な作業かと思います。
最近は、必要時手早く処理できるよう、必要物品が予めパックされている、
「ノロウイルス嘔吐キット」といった処理セットも販売されていますので、
職場で常備してはいかがでしょうか。

◆おうとキット(厚生労働省推奨処理対応品)
http://item.rakuten.co.jp/eisei/171000020/

女性の健康週間(3月1日~3月8日)

毎年3月1日から3月8日は女性の健康週間です。
女性の健康に関する知識の向上と、女性をとりまく健康課題に対する
社会的関心の喚起を図ることとされています。
女性の健康状態は、女性ホルモン等の身体特性だけでなく、生活環境、
働き方などの影響も受けることから、環境・生活を見直すことが、
快適な健康状態を得ることに繋がっていくと言えます。
女性だけではなく、男性の方にもぜひ女性の健康に関心を寄せて頂きたいですね。

◆女性の健康週間(日本産科婦人科学会)
http://www.jsog.or.jp/public/health_week/whw_top.html


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ドクタートラストの実務経験豊かな産業保健師、精神保健福祉士(PSW)が、これまで数多くの企業の衛生委員会運営に携わってきた経験を活かし、衛生委員会の立上げ・運営や、企業の衛生管理全般に関して支援するサービスです。


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